私の人生STORY〜これまでと、そして、これから〜
初めまして、モトです。
ここまで様々な記事を書いてきましたが、自己紹介をしていませんでしたね。
このページでは
・全力を出せなかった高校最後の夏の話
・陸上自衛隊で抱いた違和感の話
・古着転売ビジネスで独立後に感じた絶望感
・ある言葉で心にに光が差した話
・そして、これから
といった話をしていこうと思います。
高校最後の夏
私は決勝戦の畳の上にいました。柔道73キログラム級の個人戦決勝戦。これに勝てばインターハイです。試合が始まり、相手と組み合った瞬間、こう感じました。
『今までの相手と次元が違う・・・』
開始早々力の差を感じました。技を出そうにも、組み手で負けて力が出せない。何もかもを封じ込まれているような感覚。相手選手は巧みに技を繰り出してきます。こちらは防戦一方。試合終了間際に捨て身の技を出すもポイントにはならず。そのまま試合が終わりました。
結果は相手の優勢勝ち。私は、あと一歩のところでチャンスを逃しました。
80%の男
高校時代の監督から数ヶ月後に会った時に
『出た!80%の男!』と言われました。
私の不甲斐ない決勝戦の様を見ての言葉だと思います。監督なりの愛情のある言葉でした。ですが、あの決勝戦だけでなく、私はいつも自分の力を出し切れないことで悩んでいました。
少し、中学生の頃の登校中の話をします。
通学路で、友達を見つけた私はそこまで走って行って『おはよう!』と大きな声で挨拶しました。
すると『・・・うるさい!!!』
と言われました。
私からすると、ただ元気に挨拶をしただけなのに、なんでそんなこと言うんだろうと思いました。
この出来事があってからなのか、自分を表現することを遠慮するようになりました。
・自分が元気良くしていたらうるさいとか言われる
・素の自分をさらけ出すことによって迷惑をする人がいる
・明るくすることは迷惑なことなんだ
当時は気づいていませんでしたが、徐々に自分を出すことにブレーキを踏むようになっていたのです。
ほんのちょっとの諦めグセ
中学・高校時代に限らず、この諦めグセはいろんな場面で現れてきます。高校を卒業した後に、専門学校に入りました。
そこは、公務員になるために勉強をする学校なのですが、今まで本気で勉強をしたことがなかった私は勉強が辛くて溜まりませんでした。
もともと体育会系で育ってきたので、勉強に集中することができませんでした。何より、自分は勉強ができない人間だと、勝手に決めつけていました。
公務員になろうと決めたのは親のススメがあったからです。高校時代に就職のことなんて何も考えていなかった私は、親の言われるがまま専門学校に入学しました。しかし、学校の勉強に耐え切れず、立派な企業への就職を諦めて少し程度の低い陸上自衛隊に入隊する道を選びました。
もともと勉強する習慣がなかったから仕方ないと言う見方もできるかもしれませんが何も考えず、親の言われるがまま、流されるように公務員の道を選ぶようになりました。
自衛隊に入隊して6年目の頃
18歳の頃、陸上自衛隊に入隊。その後、時を経て24歳の頃の話です。
当時の私は面接試験の練習に明け暮れていました。
と言うのも、自衛隊には昇任試験と言うものがあります。ある時期が来ると昇任試験を突破しない限り
正社員にはなれず、退職を余儀なくされます。せっかくに安定した就職先ですから全員が死に物狂いで勉強していました。
特に辛かったのが、面接試験でした。本番の試験に向けて数ヶ月前から自己分析をするようになりました。
自己分析をしながら考えていたことは…
・自衛隊に入ったのは専門学校の勉強が嫌だったから
・公務員になろうとしたキッカケは親のススメ
・そもそも仕事なんて何でも良かった
・もっと自分の体力とかそれこそ柔道が活かせる職業が良かった
と言うのが本音でした。
ですが、面接試験でそんなこと言えるわけがありません。当たり障りのない常套句を並べ、無事、昇任試験に合格することはできました。
消えない違和感
無事、昇任試験には合格をしました。数年後、24歳の頃に抱いた妙な違和感が、私の中で大きくなってきました。周りの同僚たちは結婚をして家族を築いていきました。すると、徐々に一人で過ごす時間が増えていきました。一人の時間が増えるに従い、私はいろんなことを考えるようになりました。
・自衛隊にいるのはなんでだろう?
・自分のやりたいことってなんだろう?
・結婚もしたいけれど、もっとやるべきことがあるような気がする。
・そういえば自衛隊に入ったのは親のススメだったな?
・公務員は安定してるっていうけど毎日同じことの繰り返しだよな?
・このまま定年までこの仕事を続けるべきなんだろうか?
答えの出ない自問自答の日々に徐々に違和感が強くなってきました。初めはただの疑問だったのですが妄想が膨らみ、被害妄想のように変化していきました。
・ここにいたら一生寮生活かもしれない…
・仕事に行こうとするとなんだか動悸が止まらない…
・みんな死んだ目をして働いてるけど、ここにいる意味なんてあるのかな…
・そもそもここにいるのなんて親の言いなりだった自分のせいだ…
いろいろ不満を抱えている割には、これといってやりたいことがあるわけでもなく、明確な目標があるわけでもない。次第に、自分が何をしたいのか、何のためにここにいるのかわからなくなってきました。
もう嫌でした
毎年繰り返し同じことをする単調な訓練や、厳しい訓練のたびに体調を崩したりすることや、違和感を抱えたまま仕事をし続けることや、些細なことの積み重ねが日に日に大きく肥大化するようになりました。毎日イライラしたり、暴飲暴食を繰り返すようになりました。次第に体調までも悪化するようになり、人と話すことすらも嫌になりました。
人の前で話すことに自信がなくなり始め、人の眼が妙に気になるようになったり、あの人は自分のことを悪く言ってるに違いないと思うようなりました。精神的にも病んできました。
沢山悩んでいろんな人に相談しました。当時、勤務10年目にして、退職を決意しました。
退職後
自衛隊を退職した後、一人暮らしを始めました。
ずっと寮生活だったこともあり、毎日が新鮮でした。
家で料理を作ることや、買い物をするためにスーパーに行くこと、外出申請をせずにふらりと出かけることや、誰の目も気にせず一人だけでいること、満員電車に乗ること
なんてことのない当たり前のことばかりですが、
今まで経験したことがないくらい新鮮なものでした。
当時は、整体の学校にも通っていて、そこで出会ったたくさんの素晴らしい先生や仲間にもたくさん出会いました。もともと私は、高校時代によく怪我をしていたこともあり、なんとなく整体の先生に憧れを感じていたのです。
ただ、勉強を深めていくうちに、これを一生の仕事にすると考えてみるとなんだか気分が乗らないというか、やる気が湧いてこないというか
そこまで体調不良で悩んでいたこともありません。
自衛隊時代に体調不良にはなったけど、この頃は元気になっていたし、人に寄り添えるだけの辛い経験をしているわけでもない。
そもそもそんな人を救えるような器じゃないし、先生と呼ばれるのも自分の中で何かが違う。
せっかく自分で選んだ道でありながら、あれこれ理由をつけて、前に進むことを拒んだのです。
結局、整体の道は諦めました
『俺に整体師なんて向いていない』
『俺には何もできない』
『どうせ俺がやったって誰も喜ばない』
何故そう思ったのかというと、そこまで整体に対する思い入れがなかったのです。
自衛隊を辞める時に、整体の勉強をすると言っておけば周りは納得するだろうと考えていました。言い換えれば、私は、自分自身に嘘をついたのです。
それからは、何もかも失ったような気持ちになりました。自衛隊も辞めて、整体師の道も諦めて、生きる希望も見失い、何もかもが嫌になりました。
仕方なく、アルバイトを始めました。しかし、何をやっても続きませんでした。仕事先の人とはソリが合わず、何をやっても気分が晴れない。毎日のように自分に対する嫌悪感が消えず、次第には引きこもるようになりました。
何も気力が湧いてこない私は、一日中天井を眺めていた日もありました。ずっと後悔や不安がぐるぐると駆け巡りました。
・自衛隊をやめた選択は正しかったのか
・整体の道を諦めたのは正しかったのか
・自分は何がしたいのか
・この先何をすればいいのか
・もう人生めちゃくちゃだ
・もう嫌だ・・・
自分で選んだ道でありながら、自分の判断が正しかったのかわからない。この先やっていけるのか、何もかもがわからなくなりました。休みの日には仕事で疲れて体が動かない。やる気も出てこないし、人と会うことも嫌でした。
ネットビジネスとの出会い
ある日、たまたまネットで見つけた副業に関する広告に目が留まりました。古着転売ビジネスというものです。
結論をいうと、私はそのビジネスに独学で取り組み月収30万円を達成することに成功しました。これを機に、当時勤めていた派遣社員をやめ、自分の力だけで生活するようになりました。
私は小さな成功者になりました。
・朝は何時に起きてもいい
・好きなとこにいつ出かけてもいい
・面倒な人間関係があるわけでもない
・売上が立っていれば別にその日は仕事をしなくてもいい
あまりにも自由すぎる毎日でした。
初めは幸せのように感じていましたが、徐々に退屈さを感じるようになりました。
まず、仕事の内容が毎日同じことの繰り返しです。
リサイクルショップで仕入れてきた古着を自分で洗濯して、アイロンをかけて、撮影をして、フリマサイトに出品する。そして、商品が売れたら、それを梱包して、発送してまた仕入れをしてまた出品、、、、、同じことの繰り返しです。
はたから見ると、服を仕入れて売るなんて本当の古着屋みたい、バイヤーみたいでかっこいい、おしゃれとかも言われました。ですが、誰にも会わず、一人で淡々と作業をするという行為自体が私には合わなかったのです。次第に、単調すぎる毎日に嫌気がさすようになりました。
理想だけは高いのに、そこに対して1ミリも近づいてる気がしない
この頃から理想と現実のギャップに苦しむというか、だけどそこに到達するまでの手段が見つからないというか、こう、なんといったらいいかわからないモヤモヤがずっとありました。目の前に霧がかかっているような、なんと表現したらいいかわからない日々が続きます。
一言でいうと、「虚無」とでも言えるでしょうか。自分が追い求めていた自由を手に入れたのに、心にポッカリと穴が空いたようなそんな感覚でした。
ある日、たまたま見ていたブログの中に対談音声が収録されていました。何気なく聞いてみると、こんな話をしていました。
『みんな不労所得を得て自由になりたいわけじゃないんですよ」
「お金が欲しくて独立した訳じゃないと思うんですよ」
「自由すぎることって、ある意味不幸だと思うんですよね」
「みんなが悩んでるのは人生が前に進んでない事だと思うんですよ。これが一番の根本的な悩みなんです」
『…あっ』と思いました。ずっと沈んでいた光が徐々に昇ってくるような、そんな感覚でした。
すると、自分の中にあったもやもやとした感情が、その言葉をキッカケに、徐々にモチベーションに変化していきました。
その事をキッカケに、私は真剣に情報発信ビジネスに取り組むようになりました。今は同じ志を持つ仲間に囲まれて、毎日に充実感と幸せを感じています。私が目指す未来は、自分の好きな事や得意なことをビジネスにできる人を増やすことです。
生きがいや、やり甲斐を感じながらもっと多くのひとと幸せを分かち合いたい。そう考えています。
まだまだ人生も道半ばではありますが、理想の未来に少しでも近づけるように、そして、人生を1ミリずつでもいいから前に進めて行けるように、ビジネスに取り組んでいます。
少々熱く語ってしまいましたが、あなたの人生を少しでも前に進めて行けるように、これからも自分自身を高めていこうと思っています。長くなりましたが、自己紹介は以上となります。
それでは!